ウォールシェルフでキッチンがおしゃれになる!コツと注意点を解説

「キッチンをもっとおしゃれに、もっと使いやすくしたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。

そのようなときに役立つのが「ウォールシェルフ(壁に取り付ける棚)」です。

壁のスペースを活かして収納を増やせるだけでなく、見た目の美しさやインテリア性を高めることもできるのが魅力です。

この記事では、キッチンにウォールシェルフを取り入れるメリットやおしゃれに見せるコツ、設置時の注意点などを詳しく解説します。

キッチンにウォールシェルフを取り入れるメリット

ウォールシェルフをキッチンに取り入れると、ただ収納が増えるというだけではありません。

次のような、日々の家事が楽になったり、見た目の印象まで変わるという良い影響があります。

  • 見せる収納でおしゃれにできる
  • スペースを有効活用できる
  • アイテムを取り出しやすい
  • 目につくからこそ整理整頓の意識が高まる

以下からは、ウォールシェルフがもたらす4つのメリットを紹介します。

見せる収納でおしゃれにできる

ウォールシェルフを使えば、キッチン全体をおしゃれに見せる演出ができます。

扉付きの収納と違って中身が見えるため、調味料やマグカップなどを「見せる収納」として楽しむことができます。

たとえば、お気に入りのカップや瓶をきれいに並べれば、それだけでインテリアの一部のような雰囲気になります。

並べる物や配置の仕方によって、ナチュラルや北欧、シンプルモダンなど、好みに合った雰囲気が作れるのも魅力です。

見た目を意識することで、使い勝手とデザイン性を両立したキッチンに近づけます。

スペースを有効活用できる

キッチンは、調理道具や家電、調味料などで物が増えやすく、収納場所がすぐに足りなくなってしまう場所です。

しかし、床に置く家具を増やすと動きにくくなり、調理の邪魔にもなります。

そんなとき、壁の空いている部分を棚として使えるウォールシェルフが便利です。

普段使っていない「壁」というスペースを収納に変えられるため、圧迫感なく収納力をアップさせることができます。

「物があふれて片づかない」「置き場に困る」といったキッチンの悩みを、自然に解消してくれるアイテムなのです。

アイテムを取り出しやすい

ウォールシェルフの特徴は、「目の前に物がある状態」にできることです。

戸棚や引き出しとは違い、扉を開けずにすぐ手が届くため、作業の流れを止めずに使いたい物を取り出せます。

たとえば、イオリスペースの「壁掛け棚フック付きウォールシェルフ」なら、棚に置くだけでなく、キッチンばさみや計量スプーンなどをフックに掛けておくこともできます。

調理中「使いたい」と思ったときに、そのまますぐ取れるという手間の削減が、毎日の料理や片づけの快適さにつながるのです。

目につくからこそ整理整頓の意識が高まる

ウォールシェルフは扉のないオープン収納のため、常に視界に入る場所にあります。

そのため、「ごちゃごちゃしていると気になる」「きれいに整えておきたい」と自然に思うようになり、整理整頓への意識が高まりやすくなります。

また、ホコリが目につきやすいため、掃除の習慣もつきやすく、キッチン全体の清潔さを保ちやすい環境となるはず。

たとえば、調味料ボトルや保存容器の色やサイズをそろえて等間隔に並べるだけで、見た目がぐっと整います。

必要以上の物を置かないようにすると、使いやすさと見た目の美しさが同時に手に入ります。

さらに、「使ったらすぐ戻す」が自然にできるようになるため、片づけが面倒にならず、使いやすい状態をキープしやすくなるのもうれしいポイントです。

ウォールシェルフでキッチンをおしゃれにするコツ

ウォールシェルフは、ただ取り付けるだけではおしゃれには見えません。

置くものの種類や、棚の使い方に少し工夫をすることで、見た目と使いやすさを兼ね備えたキッチンになります。

キッチンをより美しく見せるための工夫として、次の4つが挙げられます。

  • 収納する物に合わせてウォールシェルフのサイズを決める
  • 収納する物の色やテイストをそろえる
  • ウォールシェルフの段ごとに用途を分ける
  • スペースに余白を設ける

以下からは、それぞれのポイントを一つずつ詳しく解説します。

収納する物に合わせてウォールシェルフのサイズを決める

見た目をすっきりさせるには、置きたい物のサイズに合った棚を選ぶことが重要です。

たとえば、背の高いびんや奥行きのある容器を浅い棚に無理に置くと、棚からはみ出したり不安定になってしまいます。

こうした状態では見た目も悪く、実用性にも欠けることでしょう。

あらかじめ、置く予定の物の高さ・奥行き・数などを確認しておくと、ちょうど良いサイズの棚を選びやすくなります。

棚のデザインだけでなく、「何を置くか」に合わせてサイズ選びをするのが、おしゃれに見せる第一歩です。

収納する物の色やテイストをそろえる

ウォールシェルフは中身が見える収納なので、そこに置いた物の「色」や「雰囲気」が空間の印象に直結します。

たとえば、白い容器で統一したり、木のスプーンや竹素材を中心に並べたりすると、ナチュラルでやさしい雰囲気が出せます。

逆に、色や素材がバラバラだと、ごちゃごちゃした印象になってしまいがちです。

「全部を同じにする」のではなく、「似たテイストでまとめる」意識が大切です。

食器や調味料容器、雑貨などを同じ系統の色や素材でそろえると、棚全体がすっきりとまとまって見えます。

北欧風やカフェ風の雰囲気にしたい方には、イオリスペースの無垢材のウォールシェルフもおすすめです。

木のぬくもりがあり、落ち着いた印象の空間に仕上がります。

ウォールシェルフの段ごとに用途を分ける

複数の段があるウォールシェルフでは、段ごとに使いみちを分けると、見た目にも整いやすく、使いやすさもアップします。

たとえば、上の段には出番が少ない来客用のコーヒーカップ、下の段には毎日使う調味料やキッチンばさみなどを置くと良いでしょう。

このように整理すると、何がどこにあるかすぐ分かるので、探す手間が減り、動きもスムーズになります。

段に「役割」を持たせることで、自然と使い方にルールが生まれ、整った印象と実用性の両方が得られます。

スペースに余白を設ける

おしゃれに見せたいときは、棚に「何も置かないスペース」をあえて作ることが効果的です。

棚いっぱいに物を並べると、どうしてもぎゅうぎゅうで詰まった印象になりがちです。

一方、物と物の間に少し空間を空けると、それぞれの物が引き立ち、まるでディスプレイのように見えます。

たとえば、マグカップを3個並べるときに、4個並べられるスペースのうちの3つだけを使うと、空きが生まれて圧迫感が減ります。

「置かない」という選択が、空間に落ち着きとバランスを与えてくれるのです。

キッチンにウォールシェルフを取り入れる際の注意点

ウォールシェルフは便利で見た目も良い反面、取り付け方を間違えたり、使い方に無理があると危険につながることもあります。

以下のような点には、特に注意が必要です。

  • 壁の材質に合った取り付け方法を選ぶ
  • 使いやすい位置に設置する
  • 耐荷重を守る
  • 落下防止の対策をする

それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。

壁の材質に合った取り付け方法を選ぶ

ウォールシェルフは、どこにでも取り付けられるわけではありません。

キッチンの壁が何でできているかを確認し、壁に合った設置方法を選ぶ必要があります。

一般的な壁の素材には、以下のようなものがあります。

壁の種類 特徴 適したウォールシェルフのタイプ
石膏ボード ・やわらかく、穴が開きやすい ・一般的な住宅に多く使われる壁材 ピンやホッチキスなどで固定できる軽量ウォールシェルフや専用フック対応のウォールシェルフが適している
タイル壁やコンクリート ・硬くて穴を開けるには専用の工具が必要 ・丈夫で耐久性が高い ネジやアンカーでしっかり固定できるウォールシェルフが必要

製品のパッケージや説明書には、「石膏ボード対応」や「アンカー付き」などと記載されている場合があるので、それが自宅の壁に合うかどうかを必ず確認しましょう。

使いやすい位置に設置する

ウォールシェルフを設置する場所は、手の届きやすさが何よりも大事です。

高すぎる場所に棚をつけると、物を取るのが大変になり、毎日使うには不便になります。

目線より少し下から腰の高さくらいまでを目安にすると、取り出しやすく、見た目にも圧迫感が出にくいです。

よく使うものは低い位置に、たまに使うものは少し上の段に、というふうに使い方に応じて棚の位置を決めましょう。

たとえば、よく使う調味料や調理器具を置く棚であれば、肩の位置よりも低めの位置に置くと良いでしょう。

あまり使用頻度の高くないカップ類やディスプレイ用の雑貨は、視線より少し高い位置に置くことで、圧迫感を持たせずに美しく見せられます。

ウォールシェルフを快適に活用するためには、見た目だけでなく、実際の使いやすさを意識した設置位置の選定が重要です。

耐荷重を守る

ウォールシェルフには、「この棚はこれくらいの重さまで耐えられます」といった「耐荷重」が決められています。

びんやガラス容器などをいくつも載せると、思った以上に重くなり、棚がたわんだり、落ちたりする危険があります。

特に重さがわかりにくいガラス製の容器などは、「何をいくつ置くか」を意識して、耐荷重の限界を超えないようにしましょう。

落下防止の対策をする

ウォールシェルフに置いた物は、地震やちょっとした接触でも落ちることがあります。

特にキッチンは、動きが多い場所なので、ふとした拍子にウォールシェルフに手や体がぶつかる可能性も考えられます。

落ちても危なくないように、次のような工夫をしておくと安心です。

  • 滑り止めシートを棚の上に敷く
  • 小さなかごやトレイにまとめて入れる
  • 軽くて割れにくい物を中心に置く

こうした対策をしておくことで、見た目も整い、事故の防止にもつながります。

キッチンに設置するウォールシェルフについてよくある質問

キッチンにウォールシェルフを取り付けたいけれど、「賃貸でも大丈夫?」「難しそう…」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

そのような方が気になる点について、FAQ形式でわかりやすくお答えします。

賃貸でも取り付けられるウォールシェルフはある?

はい、あります。

最近では、賃貸住宅でも壁に大きな穴をあけずに取り付けられる棚が多く販売されています。

たとえば、壁に画びょうのような細いピンを数本刺すだけで設置できるタイプなら、壁を傷つけにくく、退去時も簡単に元の状態に戻せるので安心です。

イオリスペースで販売している「壁掛け棚フック付きウォールシェルフ Light-nuts (ライトナッツ)ゼロモデル」も目立たないピンで取り付けられます。

「賃貸だから無理」とあきらめる必要はありません。

設置方法をきちんと確認すれば、賃貸でもおしゃれで使いやすいキッチンをつくることができます。

DIY初心者でもウォールシェルフを取り付けられる?

はい、自分で棚を取り付けるようなDIY作業に慣れていない方でも、設置できる棚は多くあります。

最近は、工具(ドライバーや電動工具など)を一切使わずに、短時間で簡単に取り付けできる棚も増えています。

たとえば、イオリスペースの「ゼロタイプ」は、付属のピンを壁に押し込むだけで設置完了。

慣れていなくても1分程度で取り付けができるように設計されています。

初めてで不安な方は、簡単に設置できるタイプから試してみるのがおすすめです。

取り付け方を次の動画で見ながら確認すれば、迷うことも少なく、キッチンのアレンジを気軽に楽しめます。

キッチンのウォールシェルフはどの位置に取り付けるのが良い?

棚を付ける場所で、使いやすさは大きく変わります。

手が届く高さ(腰から目の高さまで)を目安に設置するのが基本です。

高すぎると物を取るのが大変になり、低すぎると調理の邪魔になります。

調理の動線(動きの流れ)をふさがない場所を選ぶのがポイントです。

また、コンロやシンクの真上は、水はねや油汚れが付きやすく、掃除の手間が増える可能性があるため、設置しないほうが安心です。

「自分の身長で、無理なく手を伸ばして届く高さ」で、なおかつ「調理の作業にじゃまにならない位置」に取り付けると、使いやすくて安全な棚になります。

ウォールシェルフでキッチンを快適&おしゃれに

今回は、ウォールシェルフを使ってキッチンを快適かつおしゃれに整えるためのポイントをご紹介しました。

ウォールシェルフをうまく活用すると、キッチンの限られたスペースをすっきり使いながら、おしゃれで機能的な空間に変えることができます。

中に入れるのではなく、外から見える「見せる収納」として、お気に入りの容器やカップなどを並べれば、自分らしいキッチンがつくれます。

また、必要な物がすぐ手に取れるので、料理や片づけの動きもスムーズになります。

ただし、取り付ける際には、壁の材質、棚の重さ制限(耐荷重)、そして高さのバランスに注意が必要です。

こうしたポイントに配慮すれば、棚は安全に長く使えます。

賃貸でも使いやすいピン固定タイプや、初心者向けの取り付けが簡単なモデルを選べば、初めての方でも安心して取り入れられます。

イオリスペースが販売しているウォールシェルフは、国産の無垢材を使い、一つひとつ丁寧に職人が手づくりしたものです。

シンプルで温かみのあるデザインは、北欧風やカフェ風のキッチンにもよくなじみ、インテリアとしても自然に溶け込みます。

こうした棚はすべてオリジナルデザインで、イオリスペースでしか販売していない特別な商品です。

「実用性」と「見た目の美しさ」の両方を求める方に、きっとご満足いただけるはずです。

ぜひ、暮らしに合ったウォールシェルフを選んで、おしゃれで快適なキッチンづくりを楽しんでみてください。