壁掛け棚、飾り棚など壁面を使ったおしゃれな家具や雑貨の専門店!
現在、賃貸のお部屋に住んでいて、「ウォールシェルフ(壁につける棚)」を使ってみたいと考えている方もいると思います。
しかし、いつかその部屋から引っ越すことを考えると、「壁に傷をつけたくない」「あとでお金がかかるのでは?」と心配になることもあるでしょう。
実は、ウォールシェルフには、壁に大きな穴を開けなくても取り付けられるタイプがあります。
そういった商品を選べば、賃貸でも安心して使うことができるのです。
今回の記事では、賃貸向けのウォールシェルフの選び方を解説し、おしゃれな商品5選や設置時の注意点などを紹介します。
ウォールシェルフは、お部屋の壁に取り付けて、物を置くための棚のことです。
壁に取り付けるので、「壁掛け棚」や「壁掛けシェルフ」とも呼ばれます。
「壁に棚をつける」というと、クギやネジのように、「ドライバーで壁にねじこむ作業を挟まないといけないのではないか」というイメージがあるかもしれません。
また、ドライバーなど道具を使うと、壁に目立つ穴があいてしまって、部屋を元に戻す「原状回復」にお金がかかってしまう、と心配になる方も多いでしょう。
しかし最近では、画びょうのような細いピンだけで取り付けられるタイプや、「突っ張りタイプ」「粘着テープ式」など、壁に大きなダメージを与えないものが多く販売されています。
しかも、国土交通省が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、画びょうやピンで小さな穴が開いてしまうのは、「普通の使い方の範囲」とされていて、多くの場合は原状回復の義務はありません。
ただし、物件や大家さんによってルールが違うこともあるので、念のために契約書を読み直したり、不動産会社に相談しておくと安心です。
出典:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
ウォールシェルフを賃貸のお部屋に取り入れることで、以下のように見た目も機能もよくなるというメリットがあります。
ここからは、代表的な4つのメリットを紹介していきます。
ウォールシェルフは、壁に「立体感」を出せるので、壁だけでは味気なかったお部屋にアクセントを加えることができます。
たとえば、以下のようなものを置いてみると良いでしょう。
これだけでも、賃貸の殺風景なお部屋が「自分らしい空間」に変身します。
北欧風や和モダン風など、好みの雰囲気にあわせてアレンジできるのも魅力です。
ウォールシェルフは、壁の「空いている部分」を使って棚を作れるので、床を使わずに収納スペースを増やせます。
普通のタンスや棚は、床の上に置くため場所をとってしまいます。
しかし、ウォールシェルフは壁にくっついているため、狭いお部屋でもすっきりした印象になるのです。
最近では、「クギやネジを使わないタイプ」で、しっかりとした強度を持っている製品があります。
これなら、軽い小物だけでなく、ある程度重さのある本や食器なども置けます。
ウォールシェルフは壁に取り付ける棚のため、設置する高さを自分の生活スタイルに合わせて自由に調整できるのが特徴です。
たとえば、用途に応じて次のような使い方が考えられます。
用途 | おすすめの設置高さ | 理由・ポイント |
---|---|---|
収納 | 自分の手が届きやすい高さ(腰~胸のあたり) | 日常的に使う物の出し入れがしやすくなり、使い勝手が良くなる |
鍵やマスクなどの置き場 | 出かける前に自然と目に入る高さ(目線よりやや下、玄関周りなど) | 忘れ物を防げるように、出かける導線上で視認性の高い位置に設置すると良い |
インテリアや趣味のディスプレイ用 | 座ったときや立ったときに視線の高さ | ・鑑賞しやすく、見た目のバランスも美しくなる ・空間全体の印象を引き立てる効果もある |
また、家族と共有して使うのであれば、子どもや高齢の方が無理なく手を伸ばせる高さにすることで、誰にとっても安全で快適に使える棚になります。
ウォールシェルフは壁にくっついているため、床に物が増えるわけではありません。
そのため、設置した後でも、掃除機やモップがスムーズに動かせます。
特に、洗面所やトイレのように狭い場所では、床に物を置かないようにするだけで掃除の手間がぐっと減るのです。
また、シェルフに小物をまとめて置いておけば、見た目もすっきりして衛生的になります。
賃貸のお部屋にウォールシェルフを使いたいなら、今の生活に合ったタイプを選ぶことが大切です。
見た目の好みだけでなく、「どう取り付けるのか」「どんな形なのか」「何でできているか」「どれくらいの重さに耐えられるか」といった点を意識することで、失敗なく便利に使える棚を選べます。
選び方のポイントとして、以下が挙げられます。
ウォールシェルフの選び方について、一つずつ詳しく見ていきましょう。
ウォールシェルフは、種類によって取り付け方が異なります。
特に賃貸住宅では壁に目立つキズや穴を開けないことが重要であるため、設置方法には注意が必要です。
賃貸の部屋にも取り付けられるタイプは以下の5つです。
タイプ | 特徴 |
---|---|
ピンタイプ | ・細いピンを壁に差し込んで設置する ・直径1mmまでの小さな穴しか開かないので、賃貸の部屋にも取り付けやすい ・ネジタイプより耐荷重は小さめ |
ホッチキスタイプ | ・金具とフィルムでできた部品をホッチキスで壁に留めて、棚を設置する ・取り外したあとも針の傷が見えにくいため、賃貸の部屋にも設置しやすい ・石膏ボード以外の材質を使った壁には、取り付けられないことが多い |
つっぱりタイプ | ・天井と床につっぱる形で2本の棒を固定し、あいだに棚を設置する ・壁には穴を開ける必要がないので、賃貸の部屋にも安心して取り付けできる ・設置できる棚の数が多く、収納力に優れている ・壁を上から下まで使うため、圧迫感が出ることもある |
シールタイプ | ・ウォールシェルフの背面と壁をシールで固定して設置する ・道具を用意することなく、簡単に取り付けられる ・壁に穴を開けずに済む一方で、強い粘着力で取り外しに苦戦することもある ・比較的コンパクトなものが多い |
立てかけタイプ | ・下部を床、上部を壁に預け、立てかける形で設置する ・部品を使って固定する必要がなく、賃貸の壁にも傷を付けずに済む ・素材やサイズもさまざまな種類から選べる ・棚の高さの自由度は低い |
ウォールシェルフの形状によって、使い方や飾り方は違ってきます。
代表的な形状を確認しておき、好みや用途に合ったものを選びましょう。
形状 | 特徴 |
---|---|
L字型 | ・壁と平行になる棚受けと垂直に設置する棚が、横から見るとL字となっている ・棚の上がオープンになっているため、おしゃれなディスプレイにも向いている ・素材もサイズも数多くの種類があり、好みのものを選びやすい |
ボックス型 | ・棚の上が箱状になっていて、なかには扉付きのタイプもある ・ホコリを防ぎやすいので、収納したものをしっかり守りたい場合もおすすめ ・複数の本やCDなども背表紙を見せながら立てて並べられる |
ラダー型 | ・はしごのように何段にも棚が重なっている形 ・収納したいものや飾りたいものの数が多い場合に適している ・下部を床に着けて設置することが多く、安定感がある |
マガジンラック型 | ・比較的奥行きの狭いウォールシェルフで、手前に落下防止の部品が付属している ・本や雑誌の表紙を見せて飾れるほか、小物のディスプレイにも使える ・自分の趣味嗜好をインテリアに活かせる |
ウォールシェルフの素材には、木材や金属、プラスチックなどが使われています。
部屋のインテリアにも影響するため、それぞれの特徴を知っておきましょう。
素材 | 特徴 |
---|---|
木製 | ・温かみのあるナチュラルなインテリアを好む方に向いている ・木材の種類によって独特の色合いや優しい木目が楽しめる ・モダンな洋室にも昔ながらの和室にもなじみやすい |
金属製 | ・スマートでスタイリッシュなインテリアを好む方に向いている ・黒やシルバーなどクールな色合いが多く、部屋の雰囲気を引き締めてくれる ・木材と組み合わせたタイプなら、アンティークやヴィンテージ風のインテリアにおすすめ |
プラスチック製 | ・耐水性に優れているため、キッチンや洗面所などにも向いている ・カラーバリエーションが豊富で、シンプルなものもポップなものもある ・ウォールシェルフそのものが軽いため、取り付けしやすい |
ウォールシェルフには、耐荷重が設定されており、どれくらいの重さまで棚に載せられるかを示しています。
たとえば、軽い紙類や小物だけを置く場合は、耐荷重が2〜3kg程度のもので十分です。
一方で、観葉植物、雑誌、陶器など重い物を載せるときは、5〜10kg以上の耐荷重がある製品を選ぶ必要があります。
棚が重みに耐えられないと、落下や破損の原因になることもあるので、置きたい物に応じて適切な強度を選びましょう。
イオリスペースでは、賃貸の部屋にも設置できるおしゃれなウォールシェルフを豊富に取りそろえています。
今回は、そのなかでも特におすすめの商品を5つ紹介します。
なお、商品の在庫がない場合は、「SOLD OUT・予約受付中」と表示されています。
お届けまでの期間は、おおよそ10日〜2週間を目安としておりますが、正確な納期を確認したい場合はは、お気軽にお問い合わせください。
「タナプラス」は、木を使った、見た目にも温かみのある棚です。
見た目はシンプルですが、木目や、角にやさしく丸みを持たせた形が上品でやわらかい印象を与えてくれます。
棚の表面には細い溝が入っており、ポストカードや写真を立てかけて飾るのに便利です。
ホワイトモデルは明るい色合いで、部屋をすっきりとした清潔な印象にしてくれる効果もあります。
選べる素材は3種類、サイズは6つから選べるため、部屋の広さや壁のスペースに合わせやすいのも魅力です。
取り付けは、直径約1mmの極細ピンを壁に軽く差し込むだけなので、壁に大きなダメージを与えずに設置可能。
賃貸住宅にも安心して使えます。
部屋の角(コーナー)にピタッと収まるデザインで、廊下やトイレのような「ちょっとしたスペース」を活かしたいときに役立ちます。
観葉植物や小物を置きたいときにも便利です。
板や支えとなる部分の厚さが場所によって変化しており、シンプルな中にも立体的な美しさがあるデザインになっています。
ただの収納としてではなく、インテリアの一部として空間を引き立ててくれるアイテム。
棚に使われているウォールナットという木材は、高級感があり、濃い茶色が落ち着いた雰囲気を作ります。
取り付けはピン2本だけで可能。
大がかりな作業をせずに、すぐ使えるのもポイントです。
飾り棚 壁掛け【コーナーウォールシェルフ カド・ワイド ゼロ ウォールナットモデル】
棚とキーフック(鍵をかけるためのフック)が一体になっている便利なウォールシェルフです。
鍵は合計で8本まで掛けられるため、家族が多い家庭や、鍵を複数持っている方にも安心の収納力があります。
棚本体はクリという木材で作られており、ナチュラルでやさしい印象。
フックは少し濃い色で仕上げられており、シンプルな玄関にほどよいアクセントを加えてくれます。
さらに、北欧家具でよく使われているオイルフィニッシュ(自然なツヤを出す加工)で仕上げられていて、時間が経つほど木の深みが増していく味わいも楽しめます。
取り付けは、ピン3本のみで完了。
設置や取り外しも簡単にできます。
部屋が狭くても、ちょっとした飾り棚を取り入れたいときにおすすめのスリムな棚です。
幅30cm、奥行き5cmと薄く作られているため、部屋の中で圧迫感を感じさせません。
狭い壁でも取り付けやすく、特に玄関や洗面台まわりに使いやすいサイズです。
両端のデザインには丸みがあり、全体に滑らかなラインが出ていて、見た目にも上品な印象。
棚には細い溝があり、そこにポストカードや写真を立てることができるため、自分だけのミニギャラリーを作ることもできます。
また、棚の右端には、細長いガラスの「試験管」を差し込める穴が開けられていて、草花を一輪挿しとして飾れるようになっています。
季節の花を少し置くだけでも、お部屋の印象が変わるでしょう。
上下に2段の棚がある「大きめサイズ」のウォールシェルフです。
木の支えが縦にすっきりと伸びていて、壁の印象をしっかり変えてくれる存在感があります。
「何もなかった壁が、一気におしゃれに見えるようになった」という声も多いアイテムです。
棚板にはクルミの木、支え部分にはヤマザクラ(どちらも国産材)を使用。
自然な色合いで、洋室・和室どちらにもよくなじみます。
見た目はシンプルですが、細かい部分まで丁寧に作り込まれていて、長く愛用できるだけの完成度。
耐荷重は9kgと十分あり、飾るだけでなく実用的な収納棚としても使えます。
ウォールシェルフは賃貸でも使える便利なアイテムですが、設置するときには気をつけておきたい点が次の2つです。
ここからは、こうした注意点を詳しく見ていきましょう。
ウォールシェルフの中には、「石膏ボード」という素材にしか取り付けられないものもあります。
石膏ボードは、日本の多くの賃貸住宅の内壁に使われている白っぽい板のことです。
見た目だけでは判断が難しいため、押しピンを刺して、抜いたときに白い粉がついていれば、それが石膏ボードと判断できます。
石膏ボードでない壁に対応していないタイプを無理に取り付けると、固定が甘くなって落下の原因になります。
商品ごとに「対応する壁材」が書かれているので、購入前に必ず確認することが大切です。
どのウォールシェルフにも耐荷重があります。
耐荷重とは、棚が耐えられる重さの上限のことです。
耐荷重を超えるような物を載せると、棚が落ちたり壁を壊してしまったりする可能性があります。
また、重い物を載せる場合は、棚の端や前の方ではなく、できるだけ中心に近い位置に置くのが安全です。
地震のときや人がぶつかったときに、物が落ちにくくなるためです。
今回は、賃貸の部屋でも安心して使えるウォールシェルフの選び方と、おすすめの商品、設置時の注意点までをわかりやすく解説しました。
ウォールシェルフは、収納棚として使えるだけでなく、お気に入りの雑貨や植物を飾ることで、部屋を自分らしく彩るインテリアの一部にもなります。
ただし、賃貸物件では壁に傷をつけないよう注意が必要です。
ピンやホッチキス、つっぱり式など、壁への影響が少ない設置方法の商品を選ぶことが大切です。
また、棚の形や素材、どれくらいの重さに耐えられるか(耐荷重)といった点も確認しておくと、失敗が少なく、安全に使うことができます。
この記事で紹介したウォールシェルフはすべて、木の素材感を生かしながら、賃貸でも気軽に取り付けられる工夫がされた製品です。
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