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「ウォールシェルフを和室に設置したい」と、検討中の方も多いのではないでしょうか。
和室は、昔ながらの落ち着いた雰囲気に心地よさがありながらも、収納やインテリアコーディネートには、不便や難しさを感じることもあります。
和室での収納やインテリアの悩みを解消するのに効果的な方法の一つが、ウォールシェルフの設置です。
しかし、「和室の雰囲気になじむのか?」「どのようなウォールシェルフを選べばよいのか?」と、迷うこともあるでしょう。
今回の記事では、和室に似合うウォールシェルフの選び方や、おしゃれなおすすめ商品を紹介します。
風情ある和室の雰囲気を壊さずに、ウォールシェルフを設置することは可能です。
収納やディスプレイに活用できるウォールシェルフは、さまざまなタイプやデザインの商品があります。
なかには、伝統的な和室の空間にもなじむものもあるため、収納はもちろん、おしゃれなインテリアコーディネートにも活用できます。
一方で、和室の雰囲気とかけ離れたウォールシェルフを選んでしまうと、空間のなかで浮いて見えるかもしれません。
和室にぴったりのウォールシェルフを慎重に検討して選ぶことで、より居心地のよい部屋にアップデートできます。
和室にウォールシェルフを取り入れるメリットは、主に以下の4つです。
メリットを知っておけば、自分が思い描いていた以上に活用方法が広がるかもしれません。
詳しく見ていきましょう。
和室にウォールシェルフを設置すると、使い勝手のよい収納場所を増やせるのがメリットです。
伝統的な造りの和室には、多くの場合、元々収納場所として押し入れが備えられています。
しかし、押し入れは奥行きが広く、二段に分かれた構造になっているのが一般的です。
収納できる量自体は多くても、奥の方や下段にしまったもの、積み重ねたものなどはすぐに取り出せないこともあるでしょう。
したがって、押し入れのなかでは、日常的によく使うアイテムの置き場所は限られてしまいます。
ウォールシェルフを新しい収納場所として設ければ、よく使うアイテムも手軽に手に取って、また元の場所に戻せます。
ウォールシェルフを利用すれば、和室の床の間に立体的なディスプレイ空間を作れるのもメリットです。
床の間は、和室の一画に設けられている装飾用のスペースです。
畳より一段高くなっている床面には季節の花や置物、奥の壁には書画などを配置して、空間を華やかに飾ることができます。
しかし、基本的に壁は平面的な装飾となりがちです。
縦に長い壁面に対しちょうどよい掛け軸などがなければ、せっかくの床の間も寂しい印象になってしまうかもしれません。
ウォールシェルフを壁にバランスよく取り付けることで、高さに変化のある位置に装飾物が置け、今までとは違った立体的なディスプレイが可能になります。
ウォールシェルフを上手に活用すると、和室にもモダンなテイストを気軽に取り入れられます。
塗り壁や障子、襖、畳などがある昔ながらの和室のなかに、現代的なインテリアアイテムをいきなり持ち込むと、ミスマッチな印象は拭えません。
そこで、和室の雰囲気に調和するウォールシェルフを設置すれば、棚の上の空間も周囲になじみやすくなります。
ディスプレイにモダンなテイストを取り交ぜても、周囲に違和感なく溶け込んでくれるのがメリットです。
和モダンのおしゃれなインテリアも実現しやすくなります。
壁面に直接設置するウォールシェルフは、和室の畳にダメージを与えることがないのもメリットです。
畳は、じかに寝っ転がっても心地よいやわらかさがある反面、重量のあるものを置くとキズや凹みが生じやすいというデメリットがあります。
畳の上に収納用の家具を置く場合は、重量や構造を考えて選ぶことが大切です。
その点、ウォールシェルフなら、畳のダメージを心配する必要はありません。
また、ウォールシェルフの種類によっては、壁の方にも目立つキズを付けずに設置できます。
ウォールシェルフの種類やタイプは幅広く、和室にぴったりの商品を選ぶには、5つのポイントを押さえておくことが大切です。
和室によく似合うウォールシェルフの選び方を解説します。
和室に取り付けるウォールシェルフは、自然素材で作られたものを選ぶのがおすすめです。
和室は、基本的に木やいぐさなどの自然素材の建材や建具が目に付く仕様になっているためです。
ウォールシェルフは、主に木・金属・プラスチックの3種類が素材として使われています。
金属製やプラスチック製のウォールシェルフを和室に設置すると、全体的な雰囲気としては、統一感に欠けるかもしれません。
3種類のなかでは、やはり自然素材である木製のウォールシェルフが和室と相性よく、空間になじみます。
特に、木目の美しさが際立つウォールシェルフなら、部屋に上質感ももたらしてくれるでしょう。
ウォールシェルフは、使用する目的に合った形状を選びましょう。
ウォールシェルフにはL字型・ボックス型・マガジンラック型などの形状があります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
形状 | 特徴 |
---|---|
L字型 | ・壁面に添う形の棚受けと棚が、横から見てL字になっているタイプ ・棚の上がオープンになっており、ディスプレイしたアイテムがよく目立つ |
ボックス型 | ・ぐるりと囲まれた箱や枠のような形になっているタイプ ・扉付きのタイプは、収納に向いている |
マガジンラック型 | ・本や雑誌のディスプレイに特化したタイプ ・下部に落下防止の部品が付属している |
目的を明確にすることで、適切なウォールシェルフを選びやすくなります。
ウォールシェルフを選ぶ際には、色にも注目しましょう。
和室の雰囲気とよく調和する色を選ぶために、判断の目安となるのが柱や長押といった部材の色です。
木材は基本的にブラウン系の色ではあるものの、木の種類によって濃さや色合いが微妙に異なります。
調和を図るには、和室の部材によく似た色を選ぶのが確実です。
同じ色合いのウォールシェルフなら、備え付けの家具のようにしっくりとなじんでくれるでしょう。
あるいは、和室の部材よりやや濃い色を選ぶのもおすすめです。
インテリアのアクセントにしたり、高級感を出したりすることもできます。
ウォールシェルフによってそれぞれ設置方法は違うため、取り付けたい和室の壁材や構造に適したものを選びましょう。
ウォールシェルフの設置には、ピン・ネジ・ホッチキス・シールなどを使う方法があります。
多くは石膏ボードの壁材に対応しているため、石膏ボードに壁紙を貼っている和モダンな部屋の場合、問題なく取り付け可能です。
一方、伝統的な和室の場合、塗り壁にウォールシェルフは設置できないので、木材部分を選んで取り付けることになります。
木部に対応している設置方法は、ネジが代表的です。
ただし、賃貸の部屋では、キズ跡が残るネジでの設置は避けた方が無難でしょう。
ウォールシェルフを検討するときに、忘れてはならないのがサイズの確認です。
収納やディスプレイしたいものがちょうどよくおさまるか、また設置を想定している場所に対してバランスがよいか、具体的な幅や奥行きなどの数値を見ておきましょう。
また、設置したいウォールシェルフの候補が絞れてきたら、耐荷重をチェックしておくことも大切です。
載せたいものに対して耐荷重が小さい場合、突然の落下や破損などのリスクがあります。
ウォールシェルフの導入は、見慣れた和室をおしゃれな空間に変えられる魅力的な方法です。
ここでは、和室に調和しやすいイオリスペースのおすすめ製品として、無垢材を使ったウォールシェルフ4点と置き床1点を紹介します。
各製品の詳しい特徴は以下の通りです。
LAIN(ライン)30は、幅30cm・奥行き5cmと薄型のウォールシェルフで、コンパクトな和室にも圧迫感を生じさせることなく取り付けられます。
棚の上には横向きに溝が入っているため、お気に入りのアートを壁に立てかけるのも簡単です。
右端には付属のガラス製試験管が差し込める設計になっており、季節折々の草花を飾れます。
国産のシナ材を素材にしたホワイトモデルは、ヒノキにも似た明るい色合いが特徴です。
ヒノキを使った本格的な和室にも、フローリングのリビングから続く畳コーナーにも、よく調和します。
SPOT(スポット)は、和室に少しだけディスプレイの場所を作りたい場合におすすめなコンパクトなウォールシェルフです。
ビス2本で設置するため、柱の部分を利用して取り付けたいときにも向いています。
厚みに変化のある棚や美しい曲線を描く棚受けなど、繊細なデザインが魅力的です。
ウォールナットは家具などにもよく使用されている木材で、ブラウンのなかでも濃く深みのある色合いになります。
和室のなかにアクセントを出したり、高級感を演出したりするのにも適した商品です。
タナプラス180は、収納やディスプレイのスペースをある程度しっかり取りたい場合におすすめのウォールシェルフです。
サイズは幅55cm・奥行き18cmで、耐荷重も10kgあるため、観葉植物や本を飾ってもぐらつかず安心して設置できます。
また、タナプラスを活用して和室にモダンな神棚を設置することも可能です。
設置には8本のピンを使い、取り付けや取り外しも手軽に行えます。
シナ材を使ったホワイトモデルのほか、高級感のあるウォールナットモデル、温かみのあるクルミモデルも選べます。
和室のコーナー部分にウォールシェルフを設置したいのなら、カド・ロングゼロがおすすめです。
片側に長く伸びている形状になっており、ディスプレイでは個性的なアレンジも楽しめます。
棚板の前面や棚受けがゆるやかなカーブを描いているため、直線の多い和室をやわらかな印象に変えてくれます。
カド・ロングゼロには右モデルのほか、左モデルもあるので、両商品を床の間の左右に高さを変えて設置して、おしゃれなディスプレイに活かすのもおすすめです。
こちらは壁に設置するウォールシェルフではありませんが、床の間のない和室にも新しいディスプレイスペースを設けられる置き床です。
近年は、琉球畳を使ったり、柱や梁を内部に隠して壁紙で仕上げたりといった、現代風の和室も増えています。
置き床は、伝統的な和室はもちろん、現代的な和室にも違和感なくなじみ、おしゃれな飾り棚として活用できます。
木目を活かした天板に、アクセントとなっている脚、やわらかさのあるフォルムなど、細部にこだわったデザインの美しさが際立つ商品です。
ウォールシェルフを和室に取り付ける場合、リビングや寝室とは違った注意点があります。
以下の2点を頭に置いて設置しましょう。
それぞれ詳しく解説します。
ウォールシェルフを取り付ける位置は、畳に座ったときの視点を基準にして、高さを決めるのがおすすめです。
和室で過ごす時間は、畳に直接座ることが多く、椅子に腰かけた場合とは目線の高さが異なります。
ほかの部屋と同じ感覚で設置の高さを決めてしまうと、せっかくのディスプレイも見えにくくなるかもしれません。
特によく座る場所から近い壁に設置するなら、低めを意識するとよいでしょう。
畳に座った状態で和室を見渡して、取り付け位置を検討してみてください。
和室が塗り壁で施工されている場合は、柱や長押(なげし)などの木材部分を利用してウォールシェルフを設置しましょう。
ウォールシェルフの多くは、土壁や砂壁といった塗り壁への設置には対応していないためです。
ただし、長押は、現在の住宅では装飾部材としての役割が大きく、ウォールシェルフの設置には強度が不十分なケースもあります。
基本的には、柱などの強度が確保されている木材部分に設置するようにし、長押を利用する場合は、強度に注意が必要です。
柱を利用してウォールシェルフを取り付けたい場合は、あらかじめ柱の幅や柱同士の間隔を把握しておく必要があります。
そのうえで、設置場所に合ったウォールシェルフを選択することが大切です。
ウォールシェルフを使って和室をよりおしゃれに見せるために、ディスプレイのポイントを知っておきましょう。
まず、自然素材がふんだんに使われている和室と相性がよいのが、木や草花などの植物です。
床の間だけでなく、ウォールシェルフの上にも季節の花や観葉植物を積極的に飾ると、明るく華やかな印象になります。
また、和室には和紙・和柄を活かした雑貨や、ラタン・竹製のカゴ、陶器などもよく似合います。
ディスプレイに迷ったときは何点か取り入れてみてください。
一方、現代的なアートや雑貨でモダンなテイストを取り入れたい場合は、あいだに自然素材のアイテムも適度に配置するのが、和室への調和性をより高めるコツです。
たとえば、写真にしても素朴感のある木製のフレームに入れてウォールシェルフに置くと、和室の雰囲気と自然に調和します。
今回は、和室にウォールシェルフを取り入れるメリットや似合う商品の選び方、イオリスペースのおすすめ商品などを紹介しました。
和室と相性のよいウォールシェルフを選ぶには、素材や色に注目するのがポイントです。
バランスのよい設置や快適な使用のために、サイズや耐荷重もしっかりと確認しておきましょう。
イオリスペースで作っているウォールシェルフは、無垢材を加工して一点一点ハンドメイドで仕上げています。
細かな部分にもこだわって設計したぬくもりのあるデザインが、和室にもよく調和します。
自宅の和室にぴったりのウォールシェルフを見つけて、ぜひおしゃれな空間づくりに役立ててください。